2009-09-28

ライトニングトークス分科会に参加しました

[2009-09-26]に Blog Forest - プレゼン一色の週末。LTとドリプラGIFU。すごい人たちばかりだ。 のLT分科会に参加してきました。

参加した目的は「発表の練習をしたかったから」です。 これに尽きます。

今回は以下のことを挑戦しました。

  • 資料作成時
    • 5分で話せるトピックを選択する
      • 発表のキーセンテンスを用意する
    • 結論をタイトル直後に用意する
    • 結論を複数回表示する
  • 発表時
    • せめて一回は聴衆の方を向く
      • できれば誰かの顔を見る
  • その他
    • 人に質問する
      • そのために発表を聞く

発表したとき、みなさんの方を向くことは向けたのですが、とても誰かの顔を見るところまでは到達できませんでした。 この挑戦は次回に持ち越すことにします。

そして、質問しようとしたら急に停止しました。 そのときになって初めて「何を質問するべきなのか」を考えたのですから。 これには困りました。 発表内容の理解、さらに質問のためのフレームワークを用意していなかったんです。 質問する目的は何なのか? 今回のLT練習会に参加し、聴衆側の練習として質問しようとした目的は何なのか? を用意していませんでした。 準備不足でした。 ちなみに質問用フレームワークがあっても、目的に沿ったフレームワークを選んで使えていなければ話になりません。

さて、自分の発表について教えていただいたことは

  • 早口
  • 字面への配慮が足りない
  • 聞き手の受け取り準備状態を考えていない
  • 絵が無い
  • 発表者が動き回っているので、スライドを注目して欲しいのか自分を注目して欲しいのか迷う

ということでした。 発表するまでが一杯一杯で、フィードバックをもらってからのことを考えてませんでした。 あとで配布されるという発表ビデオを見てチェックします。

以下、発表された内容のメモの一部を。

  1. SBMにはコメントをつけて検索を利用せよ
  2. LT tips:「間」を使え
  3. 書籍「魔法のように片付く!見つかる!超ファイルの技術」の紹介:袋に入れて2段階(大,小)分類せよ
  4. 紙をつかう道具として考えているのは超整理手帳だけ!
  5. 数学は楽しい:・・・らしいです
  6. ムチを使え
  7. コミュニティーの作り方:ニーズの表裏
  8. 書籍「フィンランド式キッズスキル入門」の方法紹介:時事ネタをさらりと入れてました。スマート。
  9. アウトプットのすすめ:継続して成長するために
  10. 読書とプチeco ブックダーツを使うコツ:もっと聞きたい
  11. マラソンは団体競技です?みんなで楽しめます。
  12. いつも価値観を確認できるタスク管理法

分科会後も懇親会があり、さんざん遊んだはずなんですが、帰宅したら夜10時前でした。 いや、こういう勉強会は助かります。

勉強会で聞いていただいた/教えていただいたみなさん、ありがとうございました。

2009-09-16

第9回ビジネス選書読書会

ちょっと日が経ってしまいましたが、 第9回ビジネス選書読書会に参加してきたよ と同じく読書会に参加してきました。 大本は 本を読んで成長しよう! 9/13(日) 読書会(名古屋)ですね。

参加者は15人前後だったと思います。 3つのグループに分かれました。 僕が属したグループでは、その中で持ち寄った本を交換して40分ほど読み、それぞれが感じたところを紹介し合いました。 それから各グループ1人ずつが代表として本の内容を発表しました。 ざっと、そんな流れでした。 僕がいたグループは計5人で、こんな本を交換して読みました。

レバレッジな本です。目次で表示されている項目すべてに「面倒くさいから・・・」と書いてあるそのメンタリティが好きです。面倒くさいからさっさと済ませてしまいたいものです。

なんともコメントに困る本。その装丁はビジネス書なのだろうか、と。 しかし何かの行動の先に自分の甘えを見つけ、最善を尽くそうとする姿勢に頭が下がります。

話すテクニックとかもありますが、話す前に聞く、聞くためには話しかけられやすい空気を作る。 ごもっとも。

これは僕が提出した本です。 どうも取っつきにくいモノだったようです。 自分でも紹介しきれませんでした。 モノにできてませんね。

今回の僕の担当本。 普段こういった本を読まないので、助かりました・・・? 唯一知っていたのが「劣化する通貨」という概念でした。もちろんシルビオ・ベゼルなんて名前は知らなくて、ミヒャエル・エンデ関連で聞いたことがあるだけだったのですが。それだけがオアシスでした。

そして面白かったのが、ここに示す図です。 見ていると本当に単純な熱交換器です。

ということがありまして。 確かに普段絶対に読まないであろう、手に取れないであろう本を見る機会が与えられました。 また、持ってきたモノ、読んだものに関して紹介しなければならなかったので、無理矢理にでもアウトプットしたことも良いことでした。強制的にでもまとめるように考えざるを得ません。

朝の時間を使えるのはありがたいですね。 自分の時間をコントロールできているつもりになれて、爽快です。 その後は約束したお昼ご飯で、昼からビールを飲んでご機嫌なstiloがいました。まぁ、何しようと自由ですし、見ていてなかなか面白いので止めはしません。

2009-09-12

注意資源分散モデル?

「注意資源分散モデル」というのを先日のセミナーで聞いたのですが、ずいぶんとややこしい。 それを勉強できる教材は無いかと探してみました。見つけられませんでした。

さて、それはそれとして、セミナー当日に自分で解釈した”注意資源分散モデル”というのを書いておきます。

話を聞いたところ、こんな感じでした。

あるタスクを遂行するのに必要な集中度をar(:Attention Requested)とした場合、自身の集中度aとの関係は以下に示す通りとなる。

a<<ar:達成できない(能力的にできない。トレーニングが必要)
a~ar:拮抗していてちょうど良く作業できる。
ar<<a:達成できない(簡単すぎて退屈してしまう)

このモデルに則るなら、自分の集中度aがar<<aのとき、(aを減らす方向で)調整してa~arを成立させる工夫がある。たとえば「ながら作業」をすれば、要求されるタスクに振り分けられる集中度ap(:Partial Attention)はap<aとなり、単独作業を行っていたときよりも集中度を下げて、目的とするar~ap(<a)なる関係を作ることは可能のはず。

・・・らしいです。 まぁ、要するに「ちょうどよくないとダメ」みたいです。やり過ぎでも、足りなくてもダメみたいです。

この話を聞いて「なんかの話で代わりにして理解できないか」を考えてみました。候補としては、

  • 予算獲得後の評価
  • 気体中のモル分圧制御

というところでしょうか。

予算獲得後の評価というのは、「ある目的のためにar円予算申請します」と言い、a円の予算枠がもらえた場合の話です。 a<<arだったら、要求した額に全く届かないので「こんな少ない予算でプロジェクトができるか!」という話になります。 a~arだったら要求した額に近い金額を支給されそうなのでめでたくプロジェクト完遂の可能性が出てきたことになります。 ar<<aだった場合は、要求した額を遙かに超える予算を支給されることになります。もらう方は「本当に何やるか分かってるの?」「どうやって使い切ればいいの?」「ネタ?」「書類の日付、4/1じゃないよね?」と困ることになります。 まぁ、最後の場合(ar<<a)の理由付はなんとでもなります。最適値以外では不都合が存在するという話をすればよいので。 そうすると、マルチタスキングによって集中力を適正値に持ってくる方法は何に対応するんでしょうか? 上の方がプロジェクトを新たに作って必要な予算を振り分けた結果「ごめーん、新プロジェクトにも回さないと行けないから、こっちにはapしか予算まわせないや。aから減っちゃってごめんねー」「あ、いや、いいですよー。おたがいさまじゃないですか。(ap~arならかえってウチは助かりますけどね!)」という話でしょうか。

モル分圧については、専門の方がさくさくやられてるでしょうから割愛します。モル 濃度にすれば気体に限らなくてもよいので、裾野が広がりそうですね。

2009-09-03

書いてみると視界が安定するときもあります

先日こんなことがありました。先生と僕の直属の後輩とのやりとりです。

先生「あのレポート、論文に出すから提出書類用意してね」
後輩「はい、komatsuna先輩に訊いておきます」
先生「・・・あのな、それは○○学会のWebPageみれば必要な書類一式の説明があるから、それ見てやりなさい」

ちょうど隣室で作業しているときにそんなやりとりが耳に入ってきました。 嬉しくありません。 いや、こちらが作ったレポートが論文に出すだけの価値があると評価してもらえるのはありがたいのですが、問題はそこではなく。 後輩が独り立ちできない件についてです。 それも自分がスポイルしているのではないか?原因が自分にあるのではないか?という疑念に反論するネタが思い浮かびませんでした。旗色が悪いです。

ひょっとして僕が何もかもお膳立てしてて、自分でものを探しに行くことをさせていなかったんじゃないか。自分が「何を欲しいのか」を考える作業すらさせたことがなかったんじゃないか。

という反省を書こうとしていました。

そんなネタを寝かしながらちょっと数日が過ぎまして。 本日こんなことがありました。ちょっと違うことです。

後輩が2日間かけていくつかのデータを解析してくれたのです。 最近教えたことを使って、僕の不在中に自分で試してくれていたようです。 今日はそれについてディスカッションしてから、さすがに反省せざるを得ませんでした。

確かに後輩には注目すべき良い点もあるのです。 何か作業するときはゴリゴリパワフルに進めていきます。 そして理解して使う速さも悪くはありません。 何よりも、今回自分で挑戦してくれました。 先日の「自分で考えて行動させれてないかも」という不安を打ち消すような行動も見ることができます。かりに解消しきれなくても何とかしてみようと動いていますし、それがマイナス面だったとしても補ってサポートすれば光るものを持っています。 つまり先日の僕の現状認識が偏っていて間違っていたんじゃないか、と思ったわけです。

そうなると、 むしろ問題は「自分が後輩を活かし切れてない件についてじゃないか」と矛先が自分に向きます。 「僕がもう少し大きな絵で目的を示せていれば、もっと自立的に動く練習を提供できたんじゃないか 」 「その段階にまで成長した後輩に気付くことなく、今まで通りの方針で接していたのは自分の怠慢だった」 と考えたわけです。まぁ「後輩の特性を活かしきるだけの能力が、現在の自分に備わっていないことがもどかしい」ということですね。

書こうとすると、改めて考えざるを得ませんね。大事なことだから記録しておきましょう。 このように実際に文字にして順番においていくと、視界を広くできますよ。先日の件だけに注目することもなく。という話でした。

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