2010-02-20

名古屋ライフハック研究会Vol.7 に参加しました

遅くなりましたが、先日 [2010-02-13]に参加してきました。 lifehacking.jp のmehoriさんが種をまいてくれて、それを育てて1周年ということです。 めでたいことです。

今回は シゴタノ! の大橋さんにゲストスピーカーとしてお話しいただきました。 相変わらず時間に対する考え方(どこにどれだけつぎ込むか)が興味深いです。 大橋さんは去年にも一度トーカーとしてお越しいただいています。 そのときはシゴトハックというテーマで、今回は独り立ちツールの紹介というテーマです。

詳しいことは他の人がいっぱい書いているので、ここでは思ったこと、気がついたこと、後になって改めて考えてみて納得したことなどを書きたいと思います。 ま、自分のフィルターを通ったものしか書けないのですが。

まずは、人が多かったこと。 50人近く入れるはずの部屋が満員だったので、びっくりしました。 結構大きな部屋のはずなんですが、ぎゅうぎゅう詰め。 大橋さん効果ということになっています。 こんな会は今までなかったので、間違いなく「大橋さん」のおかげですね。

何をやったかというと、話としては、大雑把に

  • どうして効率的に動きたいのか?
  • 助けてくれるツールの紹介
    • Gmail
    • Evernote
  • 質疑応答 (いっぱい時間があって良かった)
  • ワーク「ライフハックをつくってみよう」
    • 「今一番やりたくない仕事は?」

ということです。

細かい話は(先ほどのとおり)おいといて、特に心に残ったことを2つ。

  1. 何のために効率化するのか?
  2. そのツールはあなたを助けるか?

二つとも質問という形で出されていました。 「効率化する目的の明確化すること」「ツールのメリットを把握すること」 とかいても良いはずなのに、「~するのか?」と質問形で書いてありました。 おかげで自分の問題として「自分の場合どうか?」ということを考えやすくなりました。 また、考えたときも、「この場合はOK。でもこっちだとあまり良くない」とか細かく駄目だし作業もできました。 いつだったか、シゴタノ!で本の内容や実践の仕方を質問形でまとめて改めて自分に問うている頃を思い出しました。 質問でくると、状況が違ってもまた自分で考えられますからね。 その視点の存在を意識できるだけで相当変わります。 質問でまとめる流れがシゴタノ!のどこで始まったのかを探すことができませんでした。 お時間のある方、 こんなところ をみていくと見つかるかもしれません。

何のために効率化するのか? なんのためにライフハックしているのか? (会の名前が「名古屋ライフハック研究会」ですからね。) 結局、それでなにをしたいのか? なぜなぜ5回と話が続いて、一つの答えが、「自分で満足したいから」というものでした。 異論はあるかもしれませんが、これは妥当な答えだと思います。

で、図らずも今回のLTでは10人中3人の人のテーマと合致もしくはニアピンだったんじゃないか?と思います。 そんな方々のLTの感想を紹介。

  • stiloさん
    • 書籍紹介:4001の願い - The Wish List -
    • 自分がやりたいことは何か?を書いてみた。書いてみて分かったが、やりたいことへ向かってのタスクはこなしてなかった。
  • 虹の父さん
    • 「書くこと」
      • 書籍紹介:魂の文章術
      • 書くことにより、自分と深く対話する。普段隠している、意識していない自分と向き合う。それによって、「自分が何を欲しているか?」「自分とはそもそも何か?」を知ることができる。
  • しんりんさん
    • 価値観を重視したタスク管理Webサービス:check4lifeの紹介
    • 価値観とは、自分がどう生きたいか、どう死にたいか、残された人たちにどう語ってもらいたいかを決めるもの。その価値観をいつも目に入れながらタスク管理することによって、タスクに忙殺されない。ゴールに近づくためにタスクを効率よくこなす。

2つめの質問。 「このツールはあなたを助けるか?」。 これはガジェット好きにはなかなか堪える質問です。 やめられない嗜好品、例えば禁煙できない人、の認知的不協和を逆撫でする質問です。 新しいガジェット、新しいソフトがおもしろい。 それは結構。 ところで、それを使うとどうなるのか? それで効率は上がるのか?効率だけじゃなくて、最終的なゴールへ近づいているのか? スループットを出しているのか? ということを、ごまかしたり言い訳する暇を与えずにに聞かれます。 即死します。 オプションもなくなっているので詰みます。

うろ覚えなのですが、質問には

  • そのツールがあなたを助けますか?

それとも

  • あなたがそのツールを助けますか?

ということが書いてありました。 どっちが主従か?という話ですね。 一時期自分はタスクリストの僕(むしろ奴隷?)になっていたので、耳が痛いです。 タスクリストが自分の僕であって、自分はタスクリストの主人である、はずなのに。 大事なところです。再チェック。

そして、最後。 カオスな懇親会も終了して、帰宅。 落ち着いてから受講後アンケートに入力していたのですが、そこでまた一つ助けられました。 アンケートの最後に「今回のセミナーの内容で質問はありますか?」という欄があったのです。 聞かれたからには、書かなければ。 質問がないというのは、自分で何も考えていない証拠です。 そんな信条があるので、あれこれ質問することを探すためにメモしたノートをひっくり返し、質問を書いては自分で解決・納得する->納得したら質問にならないな。中止。ということ四度。 それからやっと質問を書けました。 ずいぶんと時間と労力がかかりましたが、あのアンケートの質問のおかげで、そのテーマを自分でいじり回して、少しばかり考える+実際に試してみることができました。 聞いて「良かった」だけじゃなくて、自分で疑問を探して自分の場合でどうやって解決するかをいじり回したのは良いことです。理解度が全く違います。と言えるといいなぁ、と願いながらこんな記事を書いています。

たくさんの方とお話しできました。それも楽しく。 また動いていこうという元気をもらいました。 あった皆さん、ありがとうございました。

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