2009-04-26

サービスを導入するか

先日iPhoneって便利なんだなでTodoリストでのリマインダ機能を話した後、もう少し話が進んでました。今回は、iPhone使いの方ではなく、付箋を使って@callを実践する人と話した内容です。

新しい機能を導入するときのチェックポイントとして、 「どれだけ自分のスタイルを変える必要があるのか」 を考えなければいけない、という話でした。 もっともな話です。

そもそも、こんな話をしたのは

時間指定があるToDoのリマインダが欲しい

というリクエストがあったからです。 RTMやらMSNやらgoogle calendarやらの基本的なサービスを紹介しました。 ただ、これらは最終的にはemailや着信を受ける情報端末が必要となります。 その人は「受信用端末を新たに持ち歩くのは嫌だ」という人だったので、結局この提案は流れてしまいました。

導入を断念した理由は

サービスに適応するように自分の生活を変えてまで達成したい要求ではない

だ、そうです。 もっともな話です。 僕はどちらかというと、ついついサービスを導入しすぎてしまい破綻してしまう人間なのでこの評価基準を思い出すことは価値があります。

ところで、どうやらその人は僕をリマインダとして機能し続けることを期待しているようです。 困ったものです。 さて、どうやって切り抜けたものでしょうか。

2009-04-25

どうしても必要なこと

Lifehacking.jpを読んでいたら、聖書にこんなエピソードがあったことを思い出しました。(ルカ 11章38-42節)

先にまとめて言ってしまうと、「イエスをもてなした姉妹の行動の違い。姉:食事作ったりであたふた。妹:イエスの話をジーっと聞いている。さて、どうしたものでしょうか」という話です。

38 さて、彼らが旅を続けているうち、イエスがある村に入られると、マルタという女が喜んで家にお迎えした。

39 彼女にマリアという妹がいたが、主の足もとにすわって、みことばに聞き入っていた。

40 ところが、マルタは、いろいろともてなしのために気が落ち着かず、みもとに来て言った。 「主よ。妹が私だけにおもてなしをさせているのを、なんともお思いにならないのでしょうか。私の手伝いをするように、妹におっしゃってください。」

41 主は答えて言われた。 「マルタ、マルタ。あなたは、いろいろなことを心配して、気を使っています。

42 しかし、どうしても必要なことはわずかです。 いや、一つだけです。 マリヤはその良いほうを選んだのです。 彼女からそれを取り上げてはいけません。」

どうしても必要なことは一つだけです。

実際の生活ではなかなかそれだけ、ということにはできませんが、許されるチャンスに(今)、どうしても必要なわずかなことを一心にできますように。 そして、選ぶべきどうしても必要なことを選ぶだけの知恵がありますように。

2009-04-24

iPhoneって便利なんだな

今日は来客がありました。 やることを終えた後「昼ごはん食べに行こうか」と誘ったら喜んで予定をアレンジし直してくれました。 おもむろにiPhoneを取り出し電話して予定の変更が終了。 その後、「どのお店にしようか」というのをiPhoneで地図を見ながら、あーでもない、こーでもない、と話していました。

そしてお店が決まったら、そこからすぐに電話して予約。たぶんそのまま通話できるんでしょうね。それほどのタイプがなかったので。無事に予約完了。 お店に着いたら、30卓以上ある店内が満員でした。いやいや、予約しといてよかった。

散々話をして送ってもらったのですが、途中でiPhoneの話になりました。

知り合いのiPhoneがあると共鳴?してそばにいることを知らせてくれるんだよ。で、インジケーターを見て「じゃ、会おう」ってなるわけです。

とか教えてくれました。 すごいなぁ、と思っていたら案の定

どこにいてもオンラインなら捕まえられるけどね

とも。 まぁ、そういうときはOFFにするか、山登りでもするべきなのかもしれません。 便利な道具です。 使い方次第。

最後に、

iPhoneはフルートにもなるのよ

と教えてもらったりして、実演してもらいました。 ついでに僕も吹かせてもらいました。 こんな感じです。

なんというか、この仕組みを考えた人はすごいです。 (音を鳴らさない)息の音圧をマイクで検知して、それをフルートのインプットにする。 僕にはとてもそれを考えられませんでした。 声というものを、空気の粗密派としてのエネルギー入力、それがあった場合の周波数によるコントロール。 その2つのANDでつながった条件処理を分解した人はやっぱり頭がいいなぁ、と思いました。はい。

そんなわけで楽しくiPhoneアプリの話をしていました。 iPhoneの登場でソフトウェアの使い方がぐっと変わった、とか。GPSを利用したソフトウェア機能が新しい、とか。 という話をしてくれたので「OmniFocusとかアツいよね」と振ってみたのですが残念ながらご存じなかったようです。 また、GPSを利用するので、場所に反応するリマインダーの利用も、iPhoneをはじめとする携帯端末の新しい使い方だよね、という話をしたら興味を持って聞いてくれました。 うーん、RTMかOmniFocusですよ?たぶん。使っていませんが。

こんなことを書いて今考えているのですが、そういえば昨日はBlackBerryを見せてもらって、今日はiPhoneを見せてもらって、なんかガジェット博覧会みたいで楽しいです。

2009-04-22

@call実装方法も人それぞれ

先日、40エントリー目突破:Chemical Xを取り除いた何か(仮) に追いつきました にて刺激を受けたので、ごそごそとちょっとでも書こうと画策しております。 はい。

今日は、訪れた先で発見したことを書こうと思います。 GTDという言葉や概念を知らない人でも、知らないうちにそれを実行している人がいる、という話です。 付せんを使って、@callリストを作成してしまっている人がいました。

これが、その写真です。 大きな黄色の付箋には"To Call!!"と書かれていて、その周りにあるいくつか付せん紙にその連絡先と用件が書かれています。また、常時連絡をとる人の連絡先も書かれています。 情報はアレなので、こちらで潰させてもらいました。サルベージしないでくださいね。 なお、画像が回転してしまっているので、-90度して見ていただけると助かります。

David Allen氏が薦めるようなリストを持っていなくても、その状況で行うべきタスクが集められていて、あとはそれをただこなしていけば良い、という状況が作れています。 補足すると、その人は仕事では携帯電話を使わない状況なので、先ほどの写真にありましたように、机の横の壁に@callな用件を書いていれば必要にして十分、という状況になります。 これで、(「電話が使える」という)コンテキストの制限も適切に選択されていることになります。

GTDという言葉を知らなくても、その全体の概念を知らなくても、部分的な実装方法はそこら中に転がっていると感じた次第です。 まだまだ勉強できそうなことはいっぱいあります。 必要以上に感じるストレスを軽減した上で、さらに効率的に動く選択肢がありそうです。 実装方法は必要以上に限定する必要はなさそうです。 ビギナーはまずは推奨方法を。 その後、自分にあった方法へカスタマイズする方向で。 GTDは考え方を示しているだけで、実装方法の限定はしていませんので。提案や、その人にあったシステムを提供していますが。

と、書いてみたのですが、案外HipstarPDAやindex cardで同じような管理法をしている人がいたかもしれません。そんな記憶があるのですが、もう、忘れてしまいましたし、探してここでそのリンク先を紹介することに価値を見出せないので今日はしませんが。これで、とりあえず十分ということにしておきます。

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