2008-11-30

"地球温暖化の勉強会"と"その後の行動"についての報告

最初に

これは、[2008-11-29] Sat. に開催された、 知っていますか? 地球温暖化がなぜ、そして、 どのように起こっているかを というイベント参加の記録です。 僕が参加した

  • 勉強会[13:00-17:00]
  • 懇親会(一次会)[17:30-20:30]
  • ドキッおやじだらけのぐだぐだ二次会[20:30-22:30]

までをざっくり紹介します。 僕視点で。 長いです。

まぁ、地球温暖化の勉強会と、ライフハックのチャンポンでしたね。

事の始まり

このイベントの存在はLivehacking.jpの 集中力を高める「あやしい」環境音:Buddha Machine 2.0 で見つけて、速攻で申し込みました。

あっ!これは前に参加したLifehack@Nagoyaの第2弾に違いない!!

と早合点。 そのままパクッといって、見事にキャッチされました。 はい。

いや、もし間違って本当の勉強会でもオイシイ勉強ができるとは踏んでいたのですが。 で、予習として、ざっとIPCC報告書 [ 英語資料 <URL:http://www.ipcc.ch/pdf/technical-papers/climate-change-water-en.pdf> , 日本語資料とか <URL:http://www.ipcc.ch/ipccreports/translations.htm> ]と google scholar で検索できたmehoriさんの情報 にはざっと目を通しました。が、

どうやってこの値を弾き出したの? だから何?

という状態で、全く内容を消化できませんでした。 当然、各参考文献(論文)を収集するような余裕は無かったのでカンニングしに行きました。

勉強会

勉強会の構成は前半と後半で4時間となりました。前後半トータルで2時間の予定だったので大延長です。 誰も寝なくて退屈しなかったのは、mehoriさんの気配りトークのおかげでしょう。

参加者は、以下の10人。 プレゼンターのmehoriさん、 発起人の虹の父さん、 エコ関係のしんりんさん、 しんりんさんに誘われたSさん夫妻、 ライフハックに興味津々なyamnorさん、 専門家によって得られた情報の提供方法はもっと改善できると熱弁するOさん、 講演内容をMindmapに描きつけるコウスケさん、 理学系の研究者であるmimaさん、 で、最後に役割不明のわたくしkomatsuna。

前半は、入門向けの講義でした。。 紹介された話の構造は基本的に 環境科学解説:地球温暖化 第1部「地球温暖化とは?」|国立環境研究所 と同じです。

  1. 温度に関係する科学的な視点からの話
  2. 温暖化の緩和方法
  3. 温暖化への適応方法

後半は、mehoriさんの研究結果を見ながら、「あれはどうだ?これはどうだ?」 「ああ…これはですね…。で、実は…」という、本当にざっくばらんな集まりでした。 その頃になると質問やコメントが矢継ぎ早に出てきて、用意したスライドを縦横無尽に、横道、さらに横道…と時間一杯まで続いていきました。

で、勉強会終了時に僕の頭にあったものを無理矢理3つにチャンキングしてみました。

  • 温度に関するデータの話
    • ここ100~200年くらいの温度上昇は警戒する程度の価値はある。(もし警戒が杞憂だったと分かれば、それはそれでいいじゃないですか。)
    • データ出してる人達と、それをまとめる人達、それを政策にする人達の間での綱引きはある。
    • 今あるデータを基にした将来の予測
      • ちょっとシンドいシナリオだと、人類の数は減ることになるだろう。まぁ、でもそんなすぐには全滅しないんじゃないか。
      • おそらく世界の全員が満足する方針は見付けられない。温暖化の現象に対しても、それぞれ求めるものが違うから。
  • 緩和方法
    • 個々人でできることの影響は小さくない。
  • 適応方法
    • 我々が気候的な意味での"今の生活"を維持しようとすると温暖化で困るだろう。
    • なんとか適応して人類は生存していけそうな方法もあるんじゃないの?

こんなかんじでしょうか。

今回紹介されたリンクたちは、こんなところかと思います。

環境科学解説:地球温暖化 第1部「地球温暖化とは?」|国立環境研究所
今回の説明資料の大元と考えられるモノ1。
IPCC Technical Paper VI
今回の説明資料の大元と考えられるモノ2。
Climate Analysis Branch
気候に関するデータを入手できそうなところ。データをいじり放題、プロットし放題。
RealClimate
気候(温暖化)に関することを、研究論文を出している人がマジメに書いている。FAQは必見。
IPCC - Intergovernmental Panel on Climate Change
IPCC - Intergovernmental Panel on Climate Changeの Reportには興味深い資料が満載でした。

勉強会が終了して、 Sさん夫妻とOさんは都合により離脱。 残り7名で懇親会へ。

懇親会

温暖化の話もありましたが、ここからどんどこライフハックネタへ。 完全にLifehackネタでした。 途中、何の拍子にか、虹の父さんが

((<works4Life season V|URL:http://works4life.jp/>))のnomico(のみこ)さんがスゴい!! 自分の分析で深く深く潜る人だ。

との評判を聞き、メモさせてもらいました。

コウスケさんからは、以前のLifehack@Nagoyaで聞きつけたRemember The Milkを試してみた、という報告があったり。 どうも上手くいかなかったようで、何かそれに対してmehoriさんからアドバイスがあったような気がしますが、聞き取れませんでした。 誰かご存知の方、補完お願いします。

その間、自分はしんりんさんやyamnorさんと、

  • フランクリンプランナーで「リングが無いのがホットだ」という話や
  • 「早起きだ早起き」という話を

してました。

これにてmehoriさん、mimaさん、yamnorさんの3人が離脱。

2次会

しんりんさんと虹の父さんとのぶっちぎりショー。 その突き抜け方には、爽やかさすら感じられました。

  • 結婚はいいぞ(修行だが楽しいときもある)
  • 育児は育自で格闘だ

と熱弁を聞きながら、 夫ハックならぬ夫八苦…おっとっと。 ティモシー・フェリス的にこんなニッチはアリだろうか… と狂った頭は考え続けます。

しばらくしてから虹の父さんが

宇宙家族ロビンソン(ロスト・イン・スペース)に出てくる夫婦が言うんだ。
「君はいつも僕に反対するんだな」
「だって夫婦ですもの」
これ、深いだろー。

と。 これには頷くしかありませんでした。経験者はかくも強いのです。

「すごい人達について来てしまったなー」と思っていたら、

メモしてるかー?

としんりんさんに何度も聞かれ、

?

と何も考えずにヘラヘラしてたら、

じゃ、議事録な。

と言われて絶叫。 ちょっと 新人の“リセットボタン”を押せ なことを思い出してしまいました。 いや、反省。 テンションが上がります。

最後、この記録用になんとかクロージングしようと頑張ってみたのですが、 一旦ダメになった4人の頭では、今日の温暖化のまとめが、

暑くなればみんな薄着になる。これは良いことだ。どんどん温暖化しよう。

ということになりました。 これを書きながら、昔のチェーンメール「 痛みの基準はハナゲ 」の後続の1アハンを思い出したので書いておきます。 <URL:http://www.geocities.co.jp/MusicStar/9962/zatsu/zatsu_02.html>より引用。

3.快楽度を表わす単位としては、コロンビア大学小里助教授から「アハン」が望ましいとの見解。但し、これは性的快楽度のみならず、一般的な快感度・不快度も表わすことができる。例えば、満員電車で隣のおやじのくしゃみに出くわした場合、-15アハン。首のツボを指圧された場合、約7アハンが相当されるとの事。 尚、毎年12/24.25頃には、お熱いカップルの熱気で地球全体で5万メガアハンが記録されるとの見込み。科学者達の間では約4万メガアハンを超えると、地球の表面温度が1℃上がると予想されるため、世界地球温暖化を防ぐためにも対策案を練ることが急務。

これ以上書いていると、1アハンが何J(ジュール)に換算できるのか本気で計算してしまいそうなので、これで終わりにします。 (W/m^2)で換算したら、温室効果ガスよりも大きくなりそうで恐いです。2日で1度。 因果関係としては、快楽度が上がると興奮して血行が良くなり、それによって代謝が増幅する。これより熱源としての昇温効果、呼吸量の増加によるCO2の増加速度の加速が少なくとも考えられるわけですね。危険な話です。

個人的な感想

受講後、このログを書くために上記のサイトの資料に再度目を通してみました。 個人的にIPCCの以下の文書が面白いと思います。 今日の勉強会の説明を聞いてから読むと、なるほど、となるところが増えます。 まだ教科書レベルの理解にも到達できていないのでしょうが。

追記

あー、思い出したのですが、僕、例の武田先生の講義を受けてました。 単位を回収したかまでは覚えてません。

イワシの漁獲量をアレニウスプロットして「よく一致する」とか講演してみたり、 難燃性材料についての研究を講演してみたり。 クセはありますが、それはそれで面白い先生ではありました。 ちなみに授業の記憶は全くありません。

まぁ僕は、現象オンリーであれこれ妄想を話す講演は好きでした。 着眼点は本当に「その発想はなかった」というものがあります。 データの相関を取るという意味ではとても面白いです。有益です。 違う意見を提出できるわけですから。

ただ、信条が入ってくると、どうもよく処理できません。 こういった判断も僕の好悪、信条が入っているわけですが。

2008-11-18

工夫の余地

ちょっと気付いたことを書いておきます。 自分の姿勢の変化(かもしれない)、の記録です。

今日、研究室で後輩達と話していたときの

僕達にそんな自由はないんですよ

というセリフが気になりました。 帰宅してからも結構頭に残っています。

僕はその件に関して、まだまだこちらが打てる手は残っていると考えています。 また、その評価方法自体も誰を主体にするかすらも決めていないので、自分の自由にできるはずです。 仕事として、金銭的な成功/失敗という現実が迫ってこない分、まだお遊びといえばそれまでなのですが。

後輩達と比べると、自分が任される裁量が広いことは否めません。 その点では、後輩達よりも実際に選択肢の数は多いのでしょう。 それは事実です。 そして、環境的要因です。 言ってみれば、外部要因です。

それに対し、自分で決められる、内部要因もあります。 最終的な成功/失敗の自己判断の方法です。 上司の評価そのままなのか、自分で一枚フィルターをかませるのか、自分独自の評価で突っ走るのか。 突っ走れないとしても、自分で一枚フィルターをかませても良いでしょう。 上司の評価が最終結果だとしても、そこに至るまでのルールを変更してみても良いでしょう。 その案件において上司のペースを握ることを一要素としても、それは十分に刺激的で面白いゲームになるでしょう。

何が言いたいかというと、自分で変えられる余地はそう簡単には無くならない、他人から奪い尽くされるのはかなりめずらしい、ということです。 実際に探してみれば。 まぁ、探してみたら、「これだけしかなかった」という場合もあるのでしょうが。 ただ、「探し尽くしてみたが、全く見つからなかった」というケースは案外少ないのではないかと思います。

実際に遂行することは、またそれはそれで難しいのですが。

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