そういえば思い出したのですが、先日Lifehack@Nagoyaで話していたときの思ったのですが、何人かの方は「フランクリンプランナーを使っています」と聞いたら、「アナログ派な人なんだな」と判断しているようでした。で、それはちょっと違うよ、と言う話を。
フランクリンプランナーのデジタルバージョンは、あるんです。オンライン・フランクリン・プランナー
紙のフランクリン・プランナーを再現し、デジタルならではの便利な機能を追加しました。
とか、販売が終了してしまったPalm版とか。他に、オフィシャルでないものとしてEmacs上で動作するplanner mode(planner.el)もあります。
ですから、「"フランクリンプランナー"と聞いてアナログ派だな」と考える思考パターンはちょっとまずいわけです。少なくとも、「フランクリンプランナー的使用法と非フランクリンプランナー的使用法」、「デジタルとアナログ(=非デジタル)」、で分類される2×2のマトリックスを作らなければなりません。
| フランクリンプランナー的使用法 | 非フランクリンプランナー的使用法 |
デジタル | | |
アナログ(=非デジタル) | | |
で、その結果、アナログにのみ属することを確認して、はじめて「アナログ派なツールを使っているんだな」と判断できるわけです。
何が言いたかったかと言うと、フランクリンプランナーというのは1つのアプローチである、ということです。特定の商品には特定の名前が付いています。
どうして「フランクリンプランナー=あの手帳」という連想があるのかについてですが、思い当たる節はあります。第4世代ツールの特徴の一つとして「携帯性」を満たしていなければなりません。携帯性とは、[フランクリン・プランナー]「第II領域時間管理」としての第4世代ツール「フランクリン・プランナー」にて
ツールは携帯に便利なものでなければならない。常に携帯できるようになっていれば、いつでも大切な情報を引き出すことができる。
と定義されています。それを満たすツールは、今まで手帳しかなかったのでしょう。そして、やっと最近になってある人たちの環境で、デジタル版、オンライン版をツールとして(継続して)使える環境になってきた。・・・ということではないかと考えています。
ひょっとしたら将来、iPhoneなどのガジェットでフランクリンプランナーしてるかもしれませんね。有機ELとかもありますし、フルブラウザありますし。またネイティブアプリなら、Android SDKあたりですでに開発は開始されているのかもしれません。それならば将来における普及のインパクトはiPhoneのみよりもあるかもしれません・・・。将来の携帯電話市場のシェア争い、キャリアのプラットホーム選択、客層の興味に直接依存しますが。GNUで出すなら、Geekの締める割合が大事でしょうね。