2009-12-06

一言にまとめてみると?

高校の頃、担当の先生につかまり、勉強の記録をつけさせられたことがあります。 これによって「自習するようになった」という結果は出ました。

こんな方法でした。 B4(A3?)の紙いっぱいに、1週間分の全ての科目の一覧表があり、以下の項目を記入して毎週提出してました。

  • いつ
    • 日付
  • 何を
    • 科目(表中の位置で明示)
    • やったことの説明(20mm x 7mmくらいのスペースに)
  • どれだけ
    • 何分

全ての科目につき、

  • 一週間でその科目に何分
  • 一日何分

おまけには

  • TVを何分見たか
  • 何分読書したか

を記入する欄まであって、充実のサービスでした。 今思い出しても涙が出てきます。

この表に毎日記入することによって、いやでも自分の時間の使い方を見させられました。 最悪提出する直前に書き込むとしても、週一回はそういった事実と向き合わざるを得ませんでした。 そのときはある種の居心地の悪さを感じたものでした。 その感覚の向かい先には提出先の先生の視線だった訳ですが。 今も似たような感覚に追い込まれることもあるのですが、昔と今とでは少し違います。 今はその先には自分の計画とのズレがあるわけです。 どちらにしても周りから、もしくは(流されて?自分でも)「そうあろう」と思った目標に近づこうとしているはずなんで、流用できるはずなんですが。

続けて今回は「提出時に先生から質問されたこと」を1つ思い出しました。 先の表中には「**を勉強しました」と勉強内容が書いてあるのですが、それについて、

**の何をやったんだ?

と訊かれて、それにたいしてさらに詳しい説明をするというものでした。

ここまで書いて何を言いたかったかというと、 以下の2つの作業をさせられたことにより、勉強内容をまとめさせられたんだなぁ、と。

  • 表を埋めるために内容を4-5文字まで圧縮
  • それについて質問されたときに備えて、一息でなんとか説明を試みました(想定問答集作成)
    • 説明の正誤は保証しません

そんなことです。

今言ったことを「説明すること」にシフトすると、あるトピックについて

  • 3,000字で説明してください
  • 400字で説明してください
  • 20字で説明してください
  • キーワードを2つあげてください

に対する準備をしていることになります。 時間という尺度で区切れば、

  • 60分で説明してください
  • 20分で説明してください
  • 15分で説明してください
  • 5分で説明してください
  • 1分で説明してください
  • 30秒で説明してください

といった要求に対して準備をしていることになります。

言う事は変わらないはずなので、

  • どの部分を残すか=どの部分を削るか

を整理できてないといけません。 その整理する作業が理解することだ、 その理解度を確認する方法が口頭試問によるアウトプットだった、 ということを思い出だしたエントリです。

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