高校の頃、担当の先生につかまり、勉強の記録をつけさせられたことがあります。 これによって「自習するようになった」という結果は出ました。
こんな方法でした。 B4(A3?)の紙いっぱいに、1週間分の全ての科目の一覧表があり、以下の項目を記入して毎週提出してました。
- いつ
- 日付
- 何を
- 科目(表中の位置で明示)
- やったことの説明(20mm x 7mmくらいのスペースに)
- どれだけ
- 何分
全ての科目につき、
- 一週間でその科目に何分
- 一日何分
おまけには
- TVを何分見たか
- 何分読書したか
を記入する欄まであって、充実のサービスでした。 今思い出しても涙が出てきます。
この表に毎日記入することによって、いやでも自分の時間の使い方を見させられました。 最悪提出する直前に書き込むとしても、週一回はそういった事実と向き合わざるを得ませんでした。 そのときはある種の居心地の悪さを感じたものでした。 その感覚の向かい先には提出先の先生の視線だった訳ですが。 今も似たような感覚に追い込まれることもあるのですが、昔と今とでは少し違います。 今はその先には自分の計画とのズレがあるわけです。 どちらにしても周りから、もしくは(流されて?自分でも)「そうあろう」と思った目標に近づこうとしているはずなんで、流用できるはずなんですが。
続けて今回は「提出時に先生から質問されたこと」を1つ思い出しました。 先の表中には「**を勉強しました」と勉強内容が書いてあるのですが、それについて、
**の何をやったんだ?
と訊かれて、それにたいしてさらに詳しい説明をするというものでした。
ここまで書いて何を言いたかったかというと、 以下の2つの作業をさせられたことにより、勉強内容をまとめさせられたんだなぁ、と。
- 表を埋めるために内容を4-5文字まで圧縮
- それについて質問されたときに備えて、一息でなんとか説明を試みました(想定問答集作成)
- 説明の正誤は保証しません
そんなことです。
今言ったことを「説明すること」にシフトすると、あるトピックについて
- 3,000字で説明してください
- 400字で説明してください
- 20字で説明してください
- キーワードを2つあげてください
に対する準備をしていることになります。 時間という尺度で区切れば、
- 60分で説明してください
- 20分で説明してください
- 15分で説明してください
- 5分で説明してください
- 1分で説明してください
- 30秒で説明してください
といった要求に対して準備をしていることになります。
言う事は変わらないはずなので、
- どの部分を残すか=どの部分を削るか
を整理できてないといけません。 その整理する作業が理解することだ、 その理解度を確認する方法が口頭試問によるアウトプットだった、 ということを思い出だしたエントリです。