2008-07-30

自分の中でのコントロールの連続体

「コントロールできるもの、できないもの」を分けて、コントロールできるものに集中するのは有名な話です。そして、コントロールしやすいのは自分自身であることも。変えやすいのは自分自身であることも。


今更ですが、「自分というもの」の中でもコントロールしやすいもの、コントロールしにくいもの、コントロールできないもの、があるようだと、最近になって思っています。まぁ、自分のことであれば一律にコントロールできる人もいるのでしょうが、どうやらまだ僕は人間が出来上がっていないようです。

有名な話ですが、「自分の気分はコントロールできなくても、今の行動をコントロールすることはある程度可能」であることを忘れていました。よく、「集中できない」とか「やる気にならない」とかいう話です。

というのも、自分は気分屋でして、なかなか物事のスタートが切れないことが多かったのです。ただ、その時にも何段階かにアタックするレベルを分割して自分の行動/気分をコントロール、ひいては消費する時間の内訳をコントロールすることができそうだということに、久し振りに気付きました。ということで、それをメモ。

  • 気分がノリノリ(管理する必要がない。没頭させる)
  • とりあえず4分間だけそれに着手してみる(行動で集中力を誘導)
  • 鉛筆(ボールペン)を持って、紙にある案件について思いつくことを書き出してみる。(「鉛筆を持ち、書く」ということで、集中することへの導入をしている)
ここまでが、なんとか行動に移れるレベルでした。僕は行動に移すことができないという自堕落な人間なので、もう少し工夫が必要なようです。長期的な視点を持つ自分と、その場にいる自分とがまるで別人のようです。自分A「いや、だから、それはゴールの達成には今必要なアクションでしょ?」自分B「いや、理屈ではわかるよ。だけど現場はそれどころじゃないんだよ」とか。で、ずるずるいってしまうとさらにやり始めにくいという悪循環。

その対処法についての選択肢はまだあまり持っていません。
  • それをしたくない理由を考えてみる
  • 言い訳を全部考えてみる
  • やることの表現を変えてみる
  • とりあえず、水を飲みに行く(散歩にいく、とか)。それから鉛筆を持ってみることを自分に提案する
  • 後輩に「○○ってやる気にならないんだよねー」と言う。後輩が蹴飛ばしてくれる。たまに「あ~、そうですよね」と失敗する。
とか、でしょうか。

自分というものは外部環境と比べると比較的コントロールしやすいのは間違いないのですが、自分というものの中にもコントロールしやすいもの・しにくいものが分布してあることを意識して自分の眼前に魅力的なニンジンをぶら下げたいと思います。それらしい分野としては、メンタルハックスになるのでしょうか。勉強します。

2008-07-27

人材育成術

先日、TVをみていたら、カンブリア宮殿:テレビ東京
2008年6月30日放送
「部下を必ずやる気にさせる“人材育成術”教えます」
ゲスト:中井 政嗣(なかい・まさつぐ)氏
     お好み焼きチェーン 「千房」社長

の回だった。
今回の目玉は、
千房にやってくるのは
“ヤル気の無い若者”“挨拶もロクにできない若者”ばかり。
しかし中井は、独自の人材育成術で一人前に育て上げ
全国の千房を担う店長へと次々と変えていった。

という、人材育成術だ。大手企業から講演の依頼が殺到しているらしい。


金言などは、上記ページに任せるとして、自分のフィルターを通して情報に付加価値をつけていこうと思う。
見た感想は、「基本通り」。
特に山本五十六の「やってみせ 言って聞かせて させて見せ ほめてやらねば 人は動かじ」を彷彿とさせる。
それを社長本人が実際に行い、部下達もその育成法を使って新人教育していたことだ。というか、番組(編集さん?)がそう放映していたことだ。
やった内容は

  • 社長が実際に作業しているところを部下に近場で見せる
  • 同じ言を部下に実際にやらせてみる
  • どの時点でOKなのかを社長が部下に示してみせる。「望ましい状態」を社長と部下が同時に共有、確認。
  • 失敗は仕方ない。繰り返すのは認めない。
  • 小さな目標を渡す1(分単位の制限時間を自分で宣言させるように仕向けた)
  • 小さな目標を渡す2(自分の持ち場を清潔に維持させてみた)
  • できていれば褒める(大きな声で、何度も、「ええやん!」、結構な頻度で見に来る)

特筆すべきことは、会社は意識して、社員を差別してるらしい。できない子ほど寛容に。できない子は10日逃亡も想定内。でも、君はそれ3日やったらクビだからね。ということをやってるとか。人事がそんな方針らしい。目新しかったな、これは。


うまくいかないときはどうしてるんでしょうね?
そのノウハウや体験談は聞く価値がありそうな気がします。


人材育成と言えば、後輩、新人の育成だけじゃないですよね。
場合によっては上司も育成しないといけない場合も。
もっと根本的な問題は、自分を育成できないと。
なにも、人材育成は「他人を育成すること」だけではないはずですものね。
自分でインプットして、それをアウトプットできれば、その循環を維持できないかと考えたりします。




私事ですが、自分ならではの例を。
たまに、上司が余裕のありそうなときに、わざと失敗してます。わざとじゃない失敗も多数ありますが。
で、後輩の前で怒られています。
そこからどう謝って、どう問題を処理するか、どう善後策を提案するか。これは自分の問題解決能力の開発に。
その受け答えを後輩にどう見せるか。これは自分の視点を意識して客体化する訓練でもあります。あとは、後輩にノウハウや経験の共有といったところでしょうか。
上司が知ったら、本当に怒髪天を突くんでしょうね。余分な仕事を増やすな、と。

2008-07-18

Remember The Milk のショートカットキーをチート表示

某所で人気急上昇中の Remember The Milkですが、その勢いにちょっとただ乗りさせていただきます。lightで行こう: 継続力をつけたい人のためのRemeber The Milk入門(その3)を読んでゴニョゴニョして楽しよう、と。僕が利用している定期タスクでは「3日おきに鉢に水をやる」というのがあります。本当に忘れているので、何度助けられたことか。

Remember The Milk、便利なんですが、ショートカットキーを覚えられません。いや、本当に。ということで、Remember The Milk キーボード・ショートカット・キーを忘れてもいい裏技 - Forgot the Milk をご覧ください。RTMのタスク表示画面にどのショートカットキーを押せばよいのかを表示してくれます。ヒント付きの問題用紙みたいですね。Firefoxでしか使ったことがないのですが、他のブラウザでもできたような気がしないでもないでもない・・・興味がある人は探してみてください。

ひょっとすると、途中にある「Remember The Milk用のスタイルシートを取得する」において、http://userstyles.org/style/show/1623:titel へアクセスできないかもしれません。サーバが対応してくれないときがあります。そんなときは、Remember The Milk - display keyboard shortcuts | userstyles.orgにアクセスしてみてください。ひょっとしたら使えるスタイルシートがあるかも。

以上、他人の褌でなんとやら、でした。

RTMの使い方で特に便利なのは、ショートカット"m"を使用した、複数選択->一括処理です。pcで作業されているなら、圧倒的な作業速度になります。はい。

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今回の僕のオリジナル部分はといういうと、

みつからないときは、Internet Archive: Wayback Machineを利用してみてください
ということでしょうかね。まぁ、基本ですが。

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僕の場合、タスク名自体を日本語変換しない場合が多いです。面倒くさがりやなんで。キーワードで思い出せればいいかな、とか。

言い訳的には、"taskである=actionである"ということは、非常に簡単な動詞で表現できなければならないわけです。そこで、 GTD: Project Verbs vs. Next-Action Verbs | 43 Folders にある"Next-action verbs"にある動詞群をテンプレートとして何をするか、の表現を当てはめます。What is next action?であり、さらに、What is physical next action?であるように気をつけているところです。 また、固有名詞は忘れにくいですし。思い出すトリガーさえあれば。そのトリガーを書いてさえあればよいので。変換してないからって思い出せなかったことがないんですよ。あ、でもこれは自己責任で(ry

そういえば、携帯からメールでタスク群をインポートするときは、日本語ですね。変換してます。携帯で英語を打ち込むのは日本語以上に時間がかかります。辞書の鍛え方が足りないのかな?慣れ、なんでしょうかね。

2008-07-15

途中経過:2008-07-12 Lifehack@Nagoya のセミナー内容の復習

日曜にちまちまとlifehacking.jpのmehoriさんのセミナー内容を復習しながらMindmapに打ち込んでみました。とりあえず打ち込んでいるだけで、階層化や自分の気付きというのはなかなか・・・難しいです。 とりあえず、
  1. Basics
  2. Getting to clear
  3. System Turning
  4. GTD your Whole Life
だけです。 もう少し頑張って作りたかったのですが、今夜は大学の課題もありまして、もう整理するだけの集中力がございません。
  • mehori式GTDと他の仕事術との融合例
  • mehori式GTDツールのまとめ
の内容はまた後ほどmapに追加したいと思います。 無駄にでかいですね。レジュメをただ打ち込んだのが露骨ですね。うーん、まとまってない。

(2008-07-17 追記) 2008-07-12 Lifehack@Nagoya のメモ(freemind形式をswfで表示)を少し修正しました。カバーしてある領域は増えていません。

Quick Lookup:

2008-07-13

Lifehacking.jp主催 Lifehack@Nagoya「GTDの力を実感する」参加だがね:感想だけ

2008-07-12 Sat. とうとう名古屋でもLifehack系, GTD系の勉強会の機会に恵まれました。いやぁ、関東、関西の盛り上がりっぷりを見ていつも臍を噛んでました。参加できてとてもうれしいです。

何故東海でこのようなイベントがないのかを考え、あるときには某T社のKA■ZENやらKA■BAN方式といったhowtoがあるから、東海にはそんな方法論は必要ないんだ!!■■連を黒幕とした国家レヴェルの陰謀だ!!とちょっと妄想めいたことも考えてみたりしました。そんな気もしますが、そんな記憶がない気もします。・・・なかったことにしましょう。オープンループと認識したら書き出します。

さて、今回のイベント参加には僕にとっていくつかの目的、調査すべき項目がありました。
  1. 今までやってきた我流GTDサイクルの無茶な点を探す比較資料を得る
  2. 自分でGTD本を読んだ解釈と、他の人の解釈との違いをリストアップする
  3. 近隣にGTDの相談相手、仲間がいるのか?いるならどれくらい?どんなスタンス?
そして最後に一番重要な
  • Lifehacking.jpのmehoriさんをストーキング
でした。

まずmehoriさんのストーキングは失敗しました。いや、いいんですが。いや、そうじゃなくて、気さくで素敵なお兄さんでした。blogの写真は損をしていると思います。個人的に。あ、いや、落ち着いていて魅力的と思われるでしょう、ええ・・・。
発表者としてもセオリー通りでした。聴衆の理解度を事前アンケートで確認してから発表資料の構成を作っていますから。そして、いきなり作業させてその流れに組み込む。テクニック満載ですね。
また、2次会では、ファシリテーターとしてもお世話していただきました。2次会なのに・・・大変ですね。僕は楽しかったのですが。

2次会と言えば、あるとき、10人中7人ほどが会話しながらメモをとっている、という状況になりました。ユビキタスキャプチャーを信条とする集団ですね。そんな風景は新鮮でした。他の集団では見たことがありません。

さて、上述した3つのチェックすべき事柄についてですが、とりあえず以下の結果になりました。
  1. 我流GTDサイクルのチェックでは「変更の必要あり」
  2. 他人との解釈の違いについては「不明」
  3. 近隣の「GTD仲間はいる」
まぁ、だからこうやって情報発信して僕もフィードバックしてみたい、と思っているわけです。ロードマップをまだ作っていないので、どこまでやるのかはサッパリなのですが。

今回イベントに参加して帰り道に考えたことは、「GTDとは何?なにをするのに役立つの?僕にとって」ということになりました。これは今回のテーマ「コントロールとパースペクティブ」のパースペクティブに対応するのだろうと考えています。

セミナーの内容については、内容の再確認と自分への適用をおこなったところで、再咀嚼をしながらまとめ記事とかかけるといいな、と思っています。


動機

ちょっと、リアルにネットの方々と会ってみちゃいました。思った以上に可能性を感じています。

で、みんなそれぞれの場所で自分の得たものをフィードバックしていたので、自分でもやってみたくなり、場所を作ってみました。そんな訳で、これが第1の投稿になります。

大げさに言うと、電子の風なる私の、個人ブランディングへの挑戦、です。妄想ですね、はい。否定しません。

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