2008-12-17

情報収集してるつもり

どうも僕はブラウジングや読書をしていると、脇道に逸れてしまうようです。 やっている最中は夢中で楽しいのですが、いざ時間が尽き現状を省ると、当初の目標を達成できていないことが多いです。 いや、そもそも最初に目的があったかすら怪しいときも多いのです。 一体、どんな時間の使い方をしているのか、自分は。 と嘆くわけです。

確かに、純粋にブラウジングや読書その行為自体を楽しむ場合もあります。 そのような時間の使い方を予定して実行し、楽しんでいるのなら問題ありません。 問題になるのは、その行為を道具として何かを得ようと動いていたときの、失敗です。

本人はなにか動いているつもりなのですが、結果として直接結びつく成果はありません。 目的とする結果を得られてませんから。 対して、有限な資源であるはずの時間は相当な量つぎ込んでいます。数時間。 また、あまり保たない自分の集中力も使い込んでいることが多いです。 こんな訳で、労多くして益<strike>少</strike>なし、ということになります。 益が無ければ、投資としては失敗です。 目前の結果を出すことが要求されるルール内でプレイしているのに、結果を出せてませんから。

思い返してみると、判断をするために必要な情報を探しているとき(ブラウジング中)、僕は

  • これは判断の根拠になる情報として条件を満たしているだろうか?
  • 必要な情報とドンピシャではないが、その数字の推定に使えそうなデータだな
  • まてまて、こんな情報があるならこんなアプローチ方法もあっていいんじゃないのか?
  • このアプローチ方法の可能だろうか?やっぱり無理?

と考えており、頭の中はクチャクチャになってます。 整理整頓もなにもあったもんじゃありません。 混沌です。 書いてみて、「これでは結果は出せんわな」と納得します。

どう整理したものでしょうか。 失敗を認識できたので、どう考えて、どう修正すれば良いでしょうか。

ちょっと飛びますが、最近、会議をまとめる系の本を読んでいて、気になる言葉がありました。

会議には発散系と収束系の2つのタイプがある。

…とのことです。 発散系とか収束系の紹介はこんなところ 第13回 会議を成功させるための「事前準備」と「進行」のコツ が見付かりました。 要約してみると、どうやら会議でも

  • あれこれ好き放題アイディアを言ってみることを重視(発散系)
  • 得られたアイディアを選別するためにまとめること重視(収束系)

の時間帯がある様です。 それを使い分けよ、と。 さもなくば、会議終盤のそろそろ結論が出そうなときに、「そういえばこんなアイディアどうだ?」の一言で今までの議論が無駄になったり、ふりだしにもどったりします。 または、会議の時間になってもだれも発言しない、ということになるのかもしれません。 で、時間だけはやってくるのですが。 …似てませんか? 僕の情報収集の方法に。

なにかの仕事をするということは何かの判断をすることがほとんどです。 で、前述した僕が情報収集時に考えていることを発散系・収束系に分類してみました。

  • これは判断の根拠になる情報として条件を満たしているだろうか?(収束系)
  • 必要な情報とドンピシャではないが、その数字の推定に使えそうなデータだな?(収束系)
  • まてまて、こんな情報があるならこんなアプローチ方法もあっていいんじゃないのか?(発散系)
  • このアプローチ方法の可能だろうか?やっぱり無理?(発散系)

良い具合に発散系・収束系が入り混じっています。 狙い通り!! それじゃ、求めたい目標を仮に設定できていたとしても、達成できませんよね。

さて、どうやって修正していきましょうか。 どうやら今自分は、情報収集と会議との間に、正確に言えば、判断(のための情報収集)と会議との間に、共通の何かがあるように感じているようです。 その共通の何かを整理することにより、 「一人で判断を下す場合も、多人数で行われる会議のノウハウを流用できないか」と目論んでいるわけです。 で、一人で何かをこなすときのムダを抑える、と。

まだ見ぬ「情報ダイエット」なる本の内容を想像しているうちに、こんなことを考えていたようです。 今回のこれも脇道の産物でした。まぁ、これはこれで良いのですが。

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