2009-02-10

タネあかし

先日の kakobonさんのライトニングトーク でのこと。

紙を渡されたので、

はは~ん、ミスコミュニケーションネタか。

というところまでは予想できました。 前もって「kakobonさんはプロジェクトマネージャー」との情報も得ていたので、その情報にも矛盾しません。 プロジェクトマネージャーという仕事上、「コミュニケーションミスの嫌な感じを何度も体験している」としても不思議ではない、ということです。

で、僕はそのライトニングトークを受ける聴衆として一つの目標をつくりました。

  • 報告された全てのミスを網羅する

むしろ、報告以上のミスを創造する!という勢いです。 というわけで、今回のkakobonさんのライトニングトークはゲームに変身しました。

結果ですが、3試合あって1勝1敗1引分でした。

  • 対角線:最初に持てました。狙い通り。まずは一勝。
  • 破る=破りとらない:説明を聞く直前で気付きました。実行はできず。1引分。
  • 上下の折り目の設定:web pageで読むまで気付けませんでした。1敗。

散々な結果でした。 いや、この失敗も活かさなければ。 実際、活かせそうですし。 僕の考え方のクセをまた確認できましたから。 自分の専門とは違う皆さんとのやりとりで。

というのも、指示の出し方には、指示の出し手の思考方法が(知らないうちに)ベースとなります。 「この文章でこういうことを理解してほしい」と。 「これで分かってもらえるだろう」と。 でも通じないときがあるんですよね。 というか通じない。 惑星が違いますから。

僕も報告をするときや指示を出すときに、"僕がやってほしいこと"と"受け手が理解すること"との溝を無くそうと努力します。 まぁ、指示の出しかたで先手を打つわけです。 でもうまくいかないことがよくあります。 何故か。 まだ失敗の情報が足りないから、失敗した原因をよく理解していないからだと考えています。 自分では結構考えたつもりなんですけどね。 でもまだ100%うまくいっていないので、まだ足りないのでしょう。 先読みが。 今回の戦績が物語っています。あの一敗は大きな収穫でした。

似たような考え方として、失敗学という分野があります。 キヤノンにも失敗を表彰するような制度がありますね。

こんなわけで、僕には楽しいライトニングトークになりました。 皆さんが戸惑っている様子を参考にできたり、 指示を出しているkakobonさんがどこまでの指示で止めているのかを観察できたり。 当然、どうやって全てのミスを制覇しようかと頭をひねったり。 何事も遊び方次第だなぁ、と思い返した日でした。

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